習近平国家主席(党総書記)が浙江省トップの党委書記などを務めた2003~07年に地元紙、浙江日報に寄稿したコラムから232本を選んだ書籍「之江新語」と、中国が初めてホスト国となる来年の20カ国・地域(G20)首脳会議の開催地を浙江省杭州に決めたことなどを伝える中国紙=2015年12月1日(河崎真澄撮影)【拡大】
その名をもじって「之江新軍」と呼ばれるようになった党幹部や政府高官の一群が注目を集めている。浙江省時代に加え、河北省(1982~85年)、福建省(85~2002年)、上海市(07年)と習氏が地方勤務を続けた25年間に、習氏に忠誠を誓った同志や部下らが続々と出世を果たした。“皇帝”として君臨するに至った習氏の臣下による“習軍団”の中核的な存在になったからだ。
習氏が河北省正定県で幹部についた1980年代前半、省内の近隣県で書記を務めていた栗戦書氏(65)=河北省出身。習氏の出身地、陝西(せんせい)省の党委副書記などを経て、習氏の側近中の側近ともいえる党中央弁公庁主任にまで出世している。
苦楽を共にした縁を重視
台湾の対岸、福建省で習氏がアモイ市や福州市の要職から省長まで上り詰めた1985年から2002年まで習氏に仕え、さらに習氏について浙江省に移った蔡奇氏(59)=福建省出身。福建省副省長を経て、現在はテロ対策など治安維持の要でもある国家安全委員会弁公室の副主任だ。