ポスティングシステムで米大リーグ移籍を目指すことが決まり、記者の質問に答える広島の前田健太(中央)=2015年12月4日、大阪市(共同)【拡大】
プロ野球・広島は4日、ポスティングシステムを利用してエース、前田健太投手(27)の今オフの米大リーグ移籍を容認すると広島市のマツダスタジアムで発表した。大阪市内でのイベントに参加した前田は「喜びというよりも、球団には本当に感謝している」と語った。
球団は来週中に申請手続きをとる予定。大リーグ側に通知する譲渡金は上限の2000万ドル(約24億6000万円)に設定するとみられ、複数球団との交渉が予想される。海外フリーエージェント(FA)権を取得しての挑戦は最短でも2017年オフとなるため「ポスティングを利用した方が球団への恩返しにもなる」と説明した。
チーム編成や前田の貢献などを総合的に検討したという広島の鈴木清明(きよあき)球団本部長は、この時期での容認が「(双方に)一番良いタイミングと判断した」と説明。その上で「そう簡単に代わる選手がいるわけではない」と言い切った。そして「挑戦するのであれば成功してほしい。そういう選手が育った球団だと誇りを持って言えるから」と続けた。