押収した米3M製品を模造した偽物マスクを調べる上海税関の係官。人の命より利益を追い求める中国ビジネスこそ“赤色警報”の対象だ=2015年12月9日、中国・上海市(ロイター)【拡大】
中国では、暖房需要が増える冬を迎え、大気汚染が深刻化。これに合わせて、医療用マスク購入も増えている。中国最大のネット通販サイト「淘宝(タオバオ)」によると、13年の医療用マスクの売り上げは8億7000万元(約164億4300万円)に上った。最近のデータでも、過去30日間にこのサイトでの「マスク」の検索回数が前月比141.5%増となったほか、11月30日~12月6日の間だけで、マスクの検索が60万件を超えたという。
しかし、中国のネット通販で扱われるマスクは、粗悪品も少なくない。シンガポールのマスクブランド「トトボボ」の中国オフィス・エージェント、ムー・レン氏は、中国市場で、最低でも3種類の偽物を確認。必要な措置を講じているという。レン氏は「本物はほぼ偽造不可能な特殊デザインのフィルターやハイテク素材を使用しており、(それを使っていない)マスクに効果はない」と断言する。