大きな口を開けて、ホットドッグにかぶりつく少年。世界保健機関(WHO)の研究機関がソーセージなどの加工肉に高い発がん性が認められると発表し衝撃が広がっている=2015年9月30日、英国・マンチェスター(ロイター)【拡大】
世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)が、ハムやソーセージ、ベーコンといった加工肉に高い発がん性が認められ、大腸がんを発症するリスクがあるとの調査報告を発表し衝撃が広がっている。
5段階ある発がん性の評価で、たばこやアスベストと同じ最高レベルに分類。ハムやベーコン2、3枚分の50グラムを毎日食べ続けると、発症率が18%高まるとしている。ステーキなどの赤身の肉にも発がん性があると指摘した。
これに対し、大量消費国である米国の食肉業界団体は「信憑(しんぴょう)性に欠ける」と猛反発。肉をこよなく愛する消費者は「何を食べればいいんだ」と悲嘆にくれている。
たばこと同じ危険レベル
この調査報告は26日、がんに関する専門医学誌「ランセット・オンコロジー」の電子版に掲載された。欧米メディアの報道によると、IARCの研究者が、世界中で発表された約800件の研究論文を精査した結果、「加工肉の摂取が大腸がんを引き起こすことを示す十分な証拠が得られた」という。