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エボラに備え レベル4施設稼働へ 東京・武蔵村山で国内初 (1/4ページ)

2015.8.4 09:00

国立感染症研究所村山庁舎のレベル4施設の内部=東京都武蔵村山市(国立感染症研究所提供)

国立感染症研究所村山庁舎のレベル4施設の内部=東京都武蔵村山市(国立感染症研究所提供)【拡大】

  • 塩崎恭久厚労相(右端)と会談する東京都武蔵村山市の藤野勝市長(左端)=2015年8月3日午前、武蔵村山市役所(共同)

 塩崎恭久厚生労働相は3日、東京都武蔵村山市の藤野勝市長と会談し、市内の国立感染症研究所村山庁舎にあるバイオセーフティーレベル(BSL)4の施設を稼働させることで合意した。レベル4施設は、エボラウイルスなど特に危険な病原体を扱うことができるが、日本で稼働している施設はなかった。

 塩崎厚労相は、1週間程度で感染症法に基づくレベル4施設に指定する考えを示した。エボラなどの国内侵入に備える。

 先進7カ国(G7)でレベル4施設が稼働していないのは日本だけ。34年前に村山庁舎内に建設されたが、地元の反対で、扱う病原体の危険性を1段階下げたレベル3施設として使っていた。昨年から西アフリカでエボラ出血熱が大流行し、国内でレベル4施設が必要との声が上がっていた。

 厚労省と武蔵村山市は稼働の条件を確認。安全に対する住民の懸念に配慮し、施設の使用は感染者の生命を守るのに必要な業務に特化する。感染したウイルスの種類や量の分析などが想定されている。また、積極的な情報開示や周辺の安全対策を強化するとした。

 藤野市長は「検査以外の業務をする状況にないことを前提に、稼働はやむを得ないと判断した」と述べた。

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