中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの最大の感染源となったサムスンソウル病院の宋在●(=君の下にレッカ)院長(左)を叱責する韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領。だが、国民からは大統領にも、そもそも責め立てる資格があるのかといった厳しい目が向けられている=2015年6月17日、韓国・忠清北道清州市(聯合=共同)【拡大】
【国際情勢分析】
世界企業であり、韓国巨大財閥のサムスングループが“ウイルス”に揺れている。「韓国最高の病院」と称された系列のサムスンソウル病院が中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの最大の感染源になることを許したからだ。病院にも導入した「サムスン式合理経営」にも批判が向けられ、それ以上に、この病院を「聖域」扱いし、感染拡大を見逃した韓国政府の責任がより問われている。
院長は「説教聞く小学生」
6月18日付韓国各紙は、朴槿恵(パク・クネ)大統領(63)に叱責されるサムスンソウル病院の宋在●(=君の下にレッカ、ソン・ジェフン)院長(56)の写真を掲載した。保守系最大手紙の朝鮮日報(以下、記事はいずれも電子版)は19日の社説で、朴大統領の前に立つ宋院長を「教師の説教を聞く小学生のようにうなだれていた」と描写し、「これに拍手を送った国民も少なくなかった」と指摘した。
サムスングループ傘下の社長らが、「頭を上げられないほど恥ずかしく、申し訳ない」とコメントしたことも紹介した。