大きな口を開けて、ホットドッグにかぶりつく少年。世界保健機関(WHO)の研究機関がソーセージなどの加工肉に高い発がん性が認められると発表し衝撃が広がっている=2015年9月30日、英国・マンチェスター(ロイター)【拡大】
また最高レベルに分類しながら、加工肉の過剰摂取が原因のがんの死亡者は世界で年約3万4000人で、喫煙を原因とするがんの死亡者の100万人、アルコール摂取の60万人、大気汚染の20万人に比べると「かなり少ない」とのデータも示した。
「データ歪曲」「比較不適切」
現代社会の食生活を根底から覆しかねない衝撃的な報告だが、あいまいな点も多く、重大な影響を受ける食肉業界は一斉に批判の声を上げた。
北米食肉協会(NAMI)は、「最初から特定の結論を導き出すため、データを歪曲(わいきょく)した。肉を含むバランスのとれた食事の利点をまったく無視している」との声明を発表。
バリー・カーペンター会長は、メディアに「IARCががんの原因にならないと明言しているのは、ヨガの際にはくパンツに含まれる化学物質だけだ」と語り、何でも発がん性に結びつける姿勢を批判した。