自己最多の14勝(7敗)を挙げ、初タイトルとなる奪三振王に輝いた阪神の藤浪晋太郎投手(21)が19日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約交渉に臨み、倍増の年俸1億7000万円で更改した。来季は「14(勝)以上は最低ライン」と掲げ、自身初の開幕投手について「もちろん目指すし、投げるつもりで調整していく」と意気込んだ。
高校出入団から3年連続2桁勝利をマーク。4日にダルビッシュ有(レンジャーズ)に並ぶプロ野球最速ペースの2億円で更改した同学年の大谷翔平(日本ハム)には及ばなかったものの、「今の自分自身の力を評価してもらった数字」と受け止めた。今季199イニングだった投球回で「200は軽く超えたい」と頼もしかった。
3年で35勝(21敗)を積み重ねた藤浪は、阪神のエース、さらには球界を代表する投手への道を着実に歩んでいる。(金額は推定)(SANKEI EXPRESS)