アコースティックの繊細さとシンフォニーの壮大さを併せ持ったサウンドと、透き通るようなハイトーンボイス。音だけを聞いていると、アメリカかヨーロッパのバンドのように聞こえてくるが、歌われているのは日本語の歌詞だ。このファンタスティックなサウンドスケープを聞かせてくれるのが、ボーカルやギターなどを担当する三船雅也とドラムスの中原鉄也の2人組ロックバンド「ROTH BART BARON」(ロット・バルト・バロン)だ。
我流のギターに衝撃
結成は2008年。「高校をドロップアウトしたものですから、いいといわれるものを全部聴いてやろうと思って、レンタルCD店に行って、端から端まで借りました。ロックのヒストリーを勉強していったんです。コンピューターで音楽を作ることを覚えた時期でもあり、重ねて録音していくことによってレイヤーが広がっていって、音像も広がっていく。そんなことを家で悶々(もんもん)とやる生活が続いていて、外部に出なきゃと思っていたときに、中学時代に友人だった中原がドラムをやっていることを知って、一緒に遊ぶようになったんです。それが2008年ごろでした」と三船。