晴れてドジャースの一員となり、入団会見で背番号「18」のユニホームに袖を通し笑顔を見せる前田健太投手=2016年1月7日、米カリフォルニア州ロサンゼルスのドジャースタジアム(リョウ薮下撮影)【拡大】
先発右腕の一員に
その一方でドジャースは昨季19勝(3敗)と圧倒的な成績でチームを支えた右の本格派グリンキーを引き留められなかった上、実績のある先発右腕との契約を次々と逃した。先発陣が左腕ばかりとなったことで、安定感のある右投げの前田は戦力バランスを整えるために必要な存在だった。その期待を契約年数や高額に設定した出来高払いに込めた形だ。
記者会見に同席したドジャースのフリードマン編成本部長は「闘争心のある選手。チームが勝つ手助けをしてくれる」と、大きな期待を示した。
前田は不安視する質問を一蹴し「200回くらい投げたい」と語り、シーズンを通して先発し続けなければ到達しない数字を目標に掲げた。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で好投するなど調整能力は高いだけに、体調面の懸念を吹き飛ばす投球が期待されている。(共同/SANKEI EXPRESS)