中国河南省開封の農村に建てられた毛沢東の巨大な黄金座像。想定外の大きな反響を呼び、それがあだとなり、完成から1週間余りで解体された=4日(ロイター)【拡大】
毛沢東が膝の上で両手を組みながら座っている姿の像は、足場が組まれたままの状態だったが、新年早々話題になり、大勢の人々がやって来て写真に収めていた。
わずか1週間余り
なぜこの時期に毛沢東の座像が建てられたのか、詳細は不明だが、毛沢東没後40年になる今年は中国全土で記念イベントが予定されているため、これらに呼応して話題をつくり、寒村に観光収入をもたらそうとしたとみられる。また、習近平国家主席(62)は毛沢東を崇拝し、その政治手法にならおうとしていることから、地元政府も含めて習指導部の歓心を買おうとしたのではないかともみられている。
ただ、人気や関心の高さとは裏腹に、評判は必ずしも芳しいものばかりではなく、河南省という土地柄も「毛沢東の像が建てられるのに最もふさわしくない地方」(英BBC)だったため、黄金の座像は1週間余りで姿を消すことになってしまった。