中国河南省開封の農村に建てられた毛沢東の巨大な黄金座像。想定外の大きな反響を呼び、それがあだとなり、完成から1週間余りで解体された=4日(ロイター)【拡大】
河南省は「大躍進」で省民の8分の1が餓死したとされ、最も大きな惨禍を被った省だった。
年配の省民にはいまだに、毛沢東に批判的な人も多いとされる。今月4日を過ぎると「大飢餓を忘れたのか?」などといった、「大躍進」の失政を指弾する書き込みもネット上で目立つようになった。
どのような不平不満、批判であれ、ふとしたきっかけでそのベクトルが中央政府に向かいかねないのが現在の中国である。こうした事情が、黄金座像短命の背景にありそうだ。