《7大軍区》は4~5個の《戦区》に統廃合されるが、注目は北京の頭ごなしに「対北独自外交」を繰り広げる瀋陽軍区を《北京軍区》に吸収合併できるか否か。既に、瀋陽軍区勤務が豊富で、軍区に影響を有す軍区内外の反指導部系軍高官粛清を断行。全軍統率機関=中央軍事委員会副主席、徐才厚・上将(1943~2015年)の汚職など規律違反での逮捕は、いかにも象徴的だ。半面、北京軍区司令官に習氏と近い上将を抜擢するなど着々と布石を打っている。
利権の再分配を狙う
布石にもかかわらず、徐上将失脚で14年、徐の腹心の第39集団軍幹部はクーデターを起こした。韓国の朴槿恵・大統領(63)は13日、北核実験を受け、中国に「北朝鮮が痛みを感じる実効的制裁を」と呼び掛けたが、中国の対北経済制裁後、依然として北朝鮮が延命できるとすれば瀋陽軍区の隠密支援の結果かもしれず、クーデターの芽を残す証左だろう。