訪日外国人観光客でにぎわう浅草寺の雷門=2016年1月19日、東京都台東区(荻窪佳撮影)【拡大】
訪日客による消費の恩恵を広げるため、消費税の免税制度も来年度から拡充。免税の最低購入金額を現在の1万円超から5000円以上に引き下げるなど、地方で土産品を買いやすくする。
また、アジアの格安航空会社(LCC)などが地方空港に就航するのを促すため、地元自治体と国の折半で着陸料を引き下げる制度を新設。民間では、全日本空輸と日本航空が国内線を「一律1万円」とする訪日客向けプランを始めた。
官民の取り組みが進む一方、先行き不透明なのが、自宅やマンションの空き室を使う「民泊」の規制緩和をめぐる議論だ。ホテル不足の解消や、「日本人の普通の生活を体験したい」という旅行者ニーズに対応できる半面、旅館から客を奪い「地方創生に逆行する」(田川博己・日本旅行業協会会長)との懸念も強い。
厚生労働省と観光庁は秋までに方向性をまとめる予定だが、無許可営業の取り締まりや、海外に本社を置くネット仲介事業者の規制など、課題は多い。(SANKEI EXPRESS)