車いすの天才宇宙物理学者で知られる英国のスティーブン・ホーキング博士(74)が19日、ラジオ番組で、これから1000年後~1万年後、地球上に人為的大災害が起こるとして、人類滅亡を回避するため、「他の惑星にコロニー(入植地)を築いて急いで移住する必要があると語り、物議を醸している。博士はこれまでにもAI(人工知能)やエイリアン(地球外生命体)が人類を滅ぼすといった警告で世界を騒然とさせており、欧米では、博士の過去の発言と合わせて“地球滅亡論”がにわかに盛り上がり始めている。
1万年後まで確実に
「われわれはいま、核兵器や地球温暖化、遺伝子操作されたウイルスといった数々の脅威に直面しており、これらが招く人為的な災害が1000年~1万年後に起きることはほぼ確実だ…」
ホーキング博士は19日、英BBC放送主催の毎年恒例のラジオ講義「リース・レクチャー」でこんな衝撃的な発言をした。