厳しい表情で練習する福士加代子=2016年1月2日、鹿児島県大島郡徳之島町(丸山和郎撮影)【拡大】
“トラックの女王”として臨んだその初マラソンでは序盤から独走しながら、25キロ以降に失速し、競技場に戻って何度も転倒した。当時の徳之島合宿ではマラソン練習と呼べる練習は30キロ走を1回走った程度。「準備も、気持ちの部分も適当でした」と振り返る。
五輪イヤーは過去2度、大阪国際を走り、いずれも五輪切符に届かなかった。積極的に飛ばしていく姿勢は変わらない。ただ、ウエートトレーニングもかつてはスピード重視で軽いメニューだったのが、最近は重い負荷をかけるようになった。食事の量も増えた。全てはマラソンで五輪切符をつかむためだ。
徳之島は闘牛で有名な島。合宿中には全島一を決める大会があり、初めて観戦した。闘争心に火はついたか。「マラソンで1等賞、今年こそは取りたいですね」-。(丸山和郎/SANKEI EXPRESS)