2時間8分56秒で日本勢トップの3位でゴールする佐々木悟(さとる)=2015年12月6日、福岡県福岡市中央区の平和台陸上競技場(共同)【拡大】
来年のリオデジャネイロ五輪の陸上男子マラソン代表選考会を兼ねた福岡国際マラソンは6日、福岡市の平和台陸上競技場発着で行われ、30歳の佐々木悟(さとる、旭化成)が自己ベストの2時間8分56秒をマークして日本勢トップの3位となり、五輪代表に名乗りを上げた。元世界記録保持者のパトリック・マカウ(ケニア)が2時間8分18秒で2連覇した。
アフリカ勢が引っ張った先頭集団に日本勢で最後まで食らいついた。30歳の佐々木が9度目のマラソンで3位。国内選考会初戦でリオ五輪代表に名乗りを上げ「タイムはもう少し出ると思っていたのでうれしさ半分、悔しさ半分」と笑った。
4人の勝負となった35キロ手前で2時間4分53秒の自己ベストを持つコエチのスパートに遅れたが「落ちてくる選手を拾おうと思った」と諦めずに前を追った。3位争いでフェレケに突き放されたが、逆にスタミナ切れで失速したコエチをかわし、自己記録を51秒更新して表彰台につなげた。