右膝の大けがにより昨年1月の初場所限りで引退した大相撲の立田川(たつたがわ)親方(34)=元小結・豊真将(ほうましょう)、本名・山本洋介、山口県出身、錣山(しころやま)部屋=の引退相撲が30日、東京・両国国技館で行われ、断髪式では横綱・白鵬ら約300人がはさみを入れた。
立田川親方は「気持ちの強い、昔ながらのお相撲さんを育てたい。相撲の伝統と正しい所作を伝えたい」と抱負を述べ、今後も部屋付き親方として指導を続ける。日大を中退後、2004年春場所で初土俵。粘り強い押し相撲と美しい所作で人気を誇り、11年九州場所で新小結。幕内在位46場所で三賞を7度受賞した。(SANKEI EXPRESS)