こうした決意は、『グッバイ』というリード曲に込められている。以前のような粗削りなロックやポップなアレンジではなく、どっしりとしたミディアムバラードに仕上げたこの曲からは、彼らの強い決意、ぶれない気持ちがはっきりと感じ取れる。悔しさをばねに、経験を糧にした黒猫チェルシーの今後の活躍に期待したい。(音楽評論家 藤田琢己/SANKEI EXPRESS)
■くろねこちぇるしー メンバーの地元、神戸で2007年に結成。10年「猫Pack」でメジャーデビュー。2枚のフルアルバム、1枚のミニアルバムとシングルをリリースした。精力的にライブやツアーを行い、14年にはベストアルバムをリリース。15年8月にはボーカルの渡辺が出演したNHKドラマ「まれ」から飛び出したバンド「little voice」名でもシングルを出し、全国ツアーも行った。
■ふじた・たくみ 1976年、東京都生まれ。ラジオ、テレビの音楽番組を中心に活動する傍ら、年間150本ほどライブに通う。現場主義の視点で音楽を紹介し続けている。