「THE_SLOWEAR_STORE」のカジュアルコーディネートは、アメリカンカジュアルとは一味違う、イタリアのだて男らしさが感じられる。フィールドジャケット(MONTEDORO、12万円)、シャツ(GLANSHIRT、3万2000円)、カーディガン(ZANONE、5万2000円)、デニムスラックス(INCOTEX、3万2000円)=2016年2月1日、東京都中央区(寺河内美奈撮影)【拡大】
土地の伝統文化を大事にしながら地産地消などで生活の質を高めていこうという、イタリア発祥の「スローフード」の考え方に基づくセレクトショップ。デザインだけでなく機能や素材にもこだわったパンツ、装飾を極力排したシンプルなニット、きちんと見えて遊び心もあるジャケットやシャツなどが並ぶ。「上質素材で作られたアイテムを長く身につけよう」と提案するコーディネートは、ビジネスでもオフタイムでも一緒にいる人が安らげるような魅力がある。「ぜひカップルでお越しいただきたいですね」と阿藤さん。本命の男性と訪ねたい。
ストールや革小物
「チョコレートだけでは寂しい」と考えるなら、上質の小物を添えてみよう。
京都・丹後発のブランド「クスカ」のストールはシルク100%。生地は着物を織っていた機械を改造して織られている。繭から採った絹糸が持つ「節」を生かした柔らかさで、カシミヤとは一味違う独特の風合いと保温性の高さが特徴。女性も男性も活用できる。
革小物も豊富。IDカードを入れるケースはメード・イン・ジャパン。色鮮やかで縫製もしっかり、使い込むほど風合いが出るといい、一度使ったら従来のプラスチック製品には戻れなくなりそうだ。革製のトラベルトレーは、折り畳めば眼鏡入れ、トレー状に開けば小物も置ける旅行グッズ。「旅先ではアクセサリーなどを灰皿に置いておく女性が多いそう。そんな場面でも重宝しますね」と担当者。いずれも男性のみならず女性にも人気が出そうな便利アイテムだ。