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1000年越しの抱擁 背景に露の思惑 東西キリスト教トップが会談 (3/3ページ)

2016.2.14 08:00

キューバの首都ハバナの国際空港で共同宣言に署名後、抱き合うローマ法王、フランシスコ(左)とロシア正教会のキリル総主教=2015年2月12日(AP)

キューバの首都ハバナの国際空港で共同宣言に署名後、抱き合うローマ法王、フランシスコ(左)とロシア正教会のキリル総主教=2015年2月12日(AP)【拡大】

 総主教は「プーチンの大使」

 しかし、カトリックの最高指導者がウクライナをロシアの精神世界の一部と認めたことは、ロシアのクリミア併合を認めないウクライナのポロシェンコ政権の立場に反する。法王は結果としてプーチン政権を政治的に支援した形となった。

 総主教のボルコフ報道官は「会談は政治と無関係」と強調するが、ロシア紙ノーバヤ・ガゼータは総主教を「プーチンの大使」と書き、プーチン氏は欧米との関係改善を進める仲介役として法王を利用する考えではないかと報じた。

 東西教会の和解は、バチカンにとって国交のない中国との関係改善に向けたステップともいえる。だが法王の役割に期待が高まるにつれ、カトリック教会内では法王が政治利用されることへの警戒感も強まっている。(共同/SANKEI EXPRESS

 ■キリスト教会の分裂 キリスト教会は1054年、ローマ・カトリック教会と東方正教会に分裂。カトリック教会は西欧に基盤を置き、正教会はロシア、東欧、ギリシャなどで大きな影響力を持つ。1964年に当時のローマ法王パウロ6世と東方正教会のコンスタンティノープル総主教アテナゴラスが会談し、関係改善へ動きだしていた。(共同/SANKEI EXPRESS

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