“隠すため”に培われてきた「魔鏡」作りの技。山本さんはこれを自分の考えや時代を「表現する」手段として使い、さまざまな情報を発信していこうとしている。物作りの職人は、自分を表に出すことが少なかった。だが、山本さんは自分を前面に出そうとしている。この取り組みは、新しい時代の物作りの、一つの形を提示しているように思う。
山本さんは今月21~28日に開催される「Design Week Kyotoゐゑ 2016」で、鏡作りを実演する予定だ。(「COS KYOTO」代表 北林功/SANKEI EXPRESS)
■きたばやし・いさお 1979年、奈良県生まれ。日本各地の風土で培われた多様な素材や技術、人を組み合わせ、グローバルかつ持続的な「文化ビジネス」として成立するようコーディネートする「COS KYOTO」代表/コーディネーター。2016年2月末に初めて開かれる「Design Week Kyotoゐゑ」実行委員会ディレクターも務める。URLは、cos-kyoto.com