習氏は、経済上の利益を朴氏にぶら下げたようだ。
度重なる中国の「要請」形式の恫喝にたまらず、韓国政府は15年3月、《3つのNO(ノー)》を自発的?に公的宣言した。すなわち(1)米国の打診(2)韓米協議(3)韓米の結論-のいずれもないととぼけ、“身の潔白”を中国に哀願したのだった。
ここでもう一度、韓国の安全保障関連記事で多用せざるを得ない「ところが、だ」を繰り返す。韓国国防省は7日、在韓米軍基地などへのTHAAD配備に関し「米国と公式協議に入る」と発表した。北朝鮮の核実験+弾道ミサイル発射の進化や米国の剣幕に仰天したとはいえ、《3つのNO》宣言より1年もたたぬ内に《3つのYES(イエス)》を示唆できる厚顔無恥は日本人の理解を超える。
中国は、韓国の「おとぼけ作戦」も不快だったが、作戦変更の先にTHAAD配備が待ち受けるため、断固許さない。THAADは高性能レーダーで捕捉→弾道解析→迎撃ミサイルを発射するシステム。特にレーダーは500~1000キロの探知距離を備える。