ソウル南西岸や平沢(ピョンテク)の米軍基地内外に置けば、レーダーの向きや地形にも因るが、北朝鮮全土はもちろん、中国の北京や上海、南京、遠くハルビンまでが発射探知範囲だ。
後方配備提案で妥協図る
中国・環球時報紙が《配備決定なら代償を払う準備をすべきだ》と凄んだのもムベなるかな。16日には、中国の筆頭外務次官が韓国外務省に乗り込み「対北対応」を協議したというが、にらみに来たとしか思えぬ。中国外務省が7日発した談話を知れば、納得がいくはず。
「韓国のTHAAD導入に強い懸念を表明する。北朝鮮の弾道ミサイル発射には遺憾の意を表明する」
韓国には「強い懸念」で、北朝鮮には「遺憾」。呼び付けた韓国大使には中国の「厳正な立場」、北朝鮮大使には「原則的立場」を守るよう伝えてもいる。中国は北核ミサイルではなく、THAAD配備を脅威と認識しているのだ。