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観客の反応は怖くもあり新鮮で強烈 映画「クリーピー 偽りの隣人」 黒沢清監督に聞く (1/2ページ)

2016.2.26 10:30

レッドカーペットを歩く左から竹内結子(ゆうこ)さん、黒沢清監督、映画祭ディレクターのディーター・コスリックさん、西島秀俊さん、香川照之さん=2016年2月13日、ドイツ・首都ベルリン(スキップ提供)

レッドカーペットを歩く左から竹内結子(ゆうこ)さん、黒沢清監督、映画祭ディレクターのディーター・コスリックさん、西島秀俊さん、香川照之さん=2016年2月13日、ドイツ・首都ベルリン(スキップ提供)【拡大】

 黒沢清監督(60)の新作サスペンス映画「クリーピー 偽りの隣人」が先のベルリン国際映画祭・ベルリナーレ・スペシャル部門で上映され、舞台あいさつにあらわれた黒沢監督はキャストの西島秀俊(44)、竹内結子(ゆうこ、35)、香川照之(50)とともにレッドカーペットを歩いた。

 現地でSANKEI EXPRESSの取材に応じた黒沢監督は17年ぶりのベルリン訪問に感慨もひとしおの様子で、「ベルリン国際映画祭がカンヌ国際映画と違うのは、お客さんが一般の映画好きな方々であることだと思います。私にとってとても新鮮な体験であり、強烈に感じもしました。観客がどんな反応を見せるのかと怖くもありましたが、みんなが最後まで固唾をのんで鑑賞してくれているのが分かり、とても嬉しかったです」と答えた。

 原作は小説家、前川裕(ゆたか、64)の「クリーピー」だが、本作で池田千尋と共同脚本も担当した黒沢監督は原作とはひと味違うオリジナルな展開で描き出した。6年前に起きた一家失踪事件を調べる犯罪心理学者の高倉(西島)と妻の康子(竹内)が、転居先で不気味な隣人(香川)と出会ったことで平穏な生活に暗い影がさす-。

西島秀俊と香川照之といえば…

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