初めて聴いたとき、まるでベテランのような雰囲気を持った彼女の歌に圧倒されたことを覚えている。
藤原さくらは1995年生まれ。弱冠20歳にして世界観がすでに完成されているように感じた。少しハスキーだが、張りのあるトーン。一方で、優しくつぶやくような歌声。みずみずしさを感じさせるところも印象的だ。紡ぐメロディーは、普遍性があってなじみ深い。
だが、どの曲を聴いても飽きさせず、言葉の世界に誘わせる。この堂に入った歌声や曲の完成度のせいで、もう長年活動しているベテランという印象を持ったのかもしれない。
武道館公演も成功させたジャムバンド「SPECIAL OTHERS」▽海外アーティストともコラボレーションしている関口シンゴ▽CHARAのプロデュースや矢野顕子やくるりの作品でドラマーとして参加経験も持つmabanua-など、2月にリリースされたアルバム「good morning」に参加したアレンジャー、プロデューサーは、豪華な布陣である。