3月9日、首都モスクワの駐ロシア日本大使公邸で開かれた将棋交流イベントで、対局後に指導する羽生善治(はぶ・よしはる)名人(左)=2016年、ロシア(共同)【拡大】
モスクワの駐ロシア日本大使公邸で9日、日露の大学生らと将棋の羽生善治(はぶ・よしはる)名人が交流するイベントが開かれた。羽生名人は日露で2人一組となった10組と同時に対局する「10面指し」に臨み、1組は羽生名人に「参りました」を言わせた。
名人は飛車落ち、角落ちなどで対局。1組に負け、1組は千日手で引き分け、数組に勝ったほかは時間切れとなった。名人は「(ロシア人は)チェスが盛んなこともあり、いろんな可能性を広げる深みのある指し方をする」と語った。(共同/SANKEI EXPRESS)