新幹線、史上最大の若返り作戦 JR東海が世界に誇る最先端技術 (5/5ページ)

2013.4.27 12:00

  • 東海道新幹線の新型車両N700A出発式が行われた=8日、東京駅
  • 脱線防止ガードを施された線路(右)の隣の線路に入り、JR三島駅に入線する東海道新幹線(西川博明撮影)
  • 東海道新幹線の車両点検作業。車体を解体し、緻密に安全性を検査する
  • JR東海の新型新幹線「N700A」


トンネルの強度補修作業。内壁に長さ3メートルの巨大ボルトを打ち込む(JR東海提供)

トンネルの強度補修作業。内壁に長さ3メートルの巨大ボルトを打ち込む(JR東海提供)【拡大】

 昭和39年の開業以来、乗客の死傷事故ゼロを続け、近年では年間の1列車当たりの平均遅延時間が36秒という驚異的な運行を誇る東海道新幹線。平成7年の阪神・淡路大震災では、震災発生から3日で不通区間の運行を再開した。

 平成21年に起こったマグニチュード6・5の駿河湾地震でも、ほぼ並行して走っている東名高速道路では一部のり面が崩落する一方で、異常はほとんどなかった。日常の点検・補修で、老齢ながら意外に「強い」体をもつ。

 高度成長期を支えた日本の高速交通の代表選手は、最新科学で「永遠」の若さを手に入れるか。若返り工事は10年後に完了する。(内山智彦)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。