大柄な男性でもくつろげるように広いスペースを確保し、定員は12人と通常のバスの3分の1以下だ。広いトイレ、着替え用ルームなどのぜいたく感で人気があり、同社は8月以降の台数拡充を検討中だ。
徳島-東京間を片道1万3千円で運行しており、8月以降も運賃を据え置く方針だ。鉄道で徳島から東京へ行く場合、岡山へ出て新幹線に乗るのが一般的だが、運賃は約2万円。マイフローラは通常の高速バスより数千円高いが、新幹線よりは安上がり。快適性が加われば検討に値する移動手段だ。
ただ、格安航空会社(LCC)を利用した空路を挟む移動と比べると、マイフローラはやや分が悪い。LCCの関西国際空港-成田空港間の運賃は安ければ3千円台で、徳島-関空間の移動にかかる料金次第ではトントンか、マイフローラの方が割高になるかもしれない。所要時間も空路利用の方が短い。