ヤンマーの新トラクターコンセプトモデル【拡大】
スポーツカーのような外観、エアコンが利き、音楽も楽しめる運転席…。農業機械大手、ヤンマー(大阪市)が、「かっこいい農業」をイメージしたトラクターのコンセプトモデルを公表し、国内外で脚光を浴びている。高齢化にあえぐ農業の世界に若者を呼び込んで活性化させ、海外にも通用するブランド力を狙う。昨年、創業100周年を迎えたヤンマーは“大変身”しようとチャレンジしているが、果たしてその成否は…。
スーパーカーのような農機
このトラクターをデザインしたのは、今年、ヤンマーホールディングスの取締役に就任した奥山清行氏。奥山氏といえば、フェラーリのデザインを手がけたことで知られる著名工業デザイナーだ。
ボンネットは丸みを帯び、赤と黒色を基調にしたシャープな外観に黄色のテールランプやガンメタルのホイール(車輪)が、かっこよさを際立たせている。
奥山氏は「イタリアのスーパーカーの横に並んでも遜色ない」と強調。