「ピーチ」の関西初成田行きの初便に自らデザインした制服を着てCAを務めることを発表した篠田麻里子さん=9月28日、東京・代々木競技場【拡大】
だが、関空は24時間空港のため、ピーチにはこのリスクがない。実際、ピーチの欠航率は今年4~6月で0・24%で、ジェットスター(1・65%)やエアアジア(1・11%)など、他のLCCに比べ格段に低い。
ピーチの井上慎一最高経営責任者(CEO)は「ピーチは成田拠点でないため、欠航リスクが低い」と強調。首都圏での勝ち目は十分とみている。
就航前から増便!
ピーチの関空-成田線の最安値は3790円。同時期のジェットスターは4090円としており、現時点ではピーチが最安値を突っ走る。予約が好調に推移したのを受け、就航前ながら来年1月10日から1日1往復増便して3往復とすることが決まった。目指す搭乗率は70~75%と、目標も高い。
「日本最大のマーケットは首都圏。関西と関東はもともと太い旅客需要がある」と井上CEOも指摘していたように、首都圏進出は、ピーチの“悲願”だった。