万博記念公園(大阪府吹田市)の遊園地「エキスポランド」跡地に、三井不動産が高さ約130メートルと日本一の大型観覧車を建設する計画を進めている。平成27年の開業に向け、ショッピングセンターや飲食店、シネコン(複合型映画館)など約300店の娯楽・商業施設もオープンし、年間約2000万人の来客を見込む。ただ、同社は、高さ「世界一」の当初計画を断念した。2020年の東京五輪開催時に外国人観光客を呼び込める集客の目玉となり得るのだろうか…。
「世界一」から「日本一」に規模縮小!?
観覧車の高さは、旧エキスポランドの観覧車「テクノスター」(85メートル)の1・5倍の約130メートルを予定している。
葛西臨海公園(東京都江戸川区)の「ダイヤと花の大観覧車」(高さ117メートル)、天保山ハーバービレッジ(大阪市港区)の「天保山大観覧車」(同112・5メートル)を抜く計画で、「日本一の観覧車で関西の活性化を目指す」という意欲的なプランだ。
ところが、昨年までの当初計画では「世界一」を目指していたという。