シーテック出展企業と入場者数【拡大】
著書「ネットテレビの衝撃 -20XX年のテレビビジネス」で知られる情報通信総合研究所の志村一隆・主任研究員は、シーテックの現状をこう解説する。
しかも、今年のシーテックで来場者の話題をさらったのは家電ではなく、自動車。近年、自動車は「テレマティクス」と呼ばれるIT化が進み、シーテックにも自動車大手が相次ぎ参加している。
昨年からは会場内に乗用車の試乗エリアが設けられるようになり、まるで「モーターショー」。特に今年は「自動運転技術」が話題を呼び、日産自動車の同技術は海外のジャーナリストがすぐれた技術を選ぶ「米国メディアパネル・イノベーションアワード 2013」のグランプリを、自動車として初めて受賞したほどだ。
シーテックの不人気はIT・家電業界の現状を表しているわけではない。毎年1月に米ラスベガスで開催されるCESには、世界中の有力企業が参加し、最先端のIT・デジタル家電技術を披露。会期中、CESの会場内はあふれんばかりの来場者で埋め尽くされ、熱気に包まれる。つまり、シーテックの不振は日本特有の問題というわけだ。