琴奨菊優勝に酔いしれるファンら 「生きていてよかった」「がぶれ!がぶれ!」 (3/3ページ)

2016.1.25 10:23

  • 琴奨菊の優勝の瞬間、大喜びの琴奨菊の祖母・粋子さん(中央)ら=24日、福岡県・柳川総合保険福祉センター(撮影・中川春佳)
  • 大相撲1月場所千秋楽豪栄道を破り、優勝を決めた琴奨菊(上)=24日、両国国技館(撮影・中井誠)
  • 大相撲1月場所千秋楽豪栄道を突き落としで破り、初優勝を決めた琴奨菊=24日、両国国技館(撮影・今野顕)
  • 大相撲1月場所千秋楽琴奨菊が優勝を決め、涙ぐむ父の菊次一典さん(左)と母の美恵子さん(右)=24日、両国国技館(撮影・中井誠)
  • 大相撲1月場所千秋楽初優勝を決め、支度部屋前で豊ノ島と握手する琴奨菊=24日、東京都墨田区・両国国技館(納冨康撮影)
  • 日本出身力士として10年ぶりの優勝を果たし、日本相撲協会の八角理事長から賜杯を受け取る大関琴奨菊=24日、東京・両国国技館


大相撲1月場所千秋楽優勝をかけた取り組み前、背を反らす琴奨菊=24日、両国国技館(撮影・今野顕)

大相撲1月場所千秋楽優勝をかけた取り組み前、背を反らす琴奨菊=24日、両国国技館(撮影・今野顕)【拡大】

 元横綱の朝青龍=ドルゴルスレン・ダグワドルジ=さんを輩出するなど相撲の名門として知られる高知の明徳義塾中・高に入り、佐渡ケ嶽部屋に入門。平成23年の秋場所後に大関昇進を決めたが、25年の九州場所で右大胸筋を負傷するなどけがで苦しみ、かど番に追い込まれることもあった。

 後援会事務局長の牟田口清さん(75)は「低迷が続いていたが、苦労を表に出さず、『けがが痛い』など弱音を言わなかった」と明かす。

 牟田口さんが躍進の理由に挙げるのは「体幹の強化」。重りをハンマー投げのように振り回すトレーニングを取り入れるなどして体幹強化に力を入れ、力強さをみせるようになった。

 牟田口さんは23日に急遽上京し、その日の夕食を一緒に囲んだ。「心を乱してはいけないと思い、取組の話はしなかったが、彼は『平常心』と言っていた」

 外国勢から10年ぶりに奪還した賜杯。相撲取材歴が60年を超える元NHKアナウンサーで東京相撲記者クラブ会友の杉山邦博さん(85)は「またこの日が来るとは思っていなかった。生きていてよかった」と喜びをかみしめ、「他の日本人力士も後に続いてほしい」と奮起を促した。

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