【試乗インプレ】極上の快適さ「もっと遠くへ」 メルセデス・ベンツGLCを試す(前編) (2/6ページ)

  • 久々に訪れた箱根。芦ノ湖スカイラインは晴天で迎えてくれた。メルセデス・ベンツGLC
  • このアングルから見た柔らかいボリューム感が一番“らしい”かも。メルセデス・ベンツGLC
  • 奇をてらわず、オーソドックスにまとまったシルエット。実物を見ると、さらに凝縮感や緻密さも伝わってくる。メルセデス・ベンツGLC
  • インパネ全体の雰囲気はベースとなったCクラスに準じたもの。メルセデス・ベンツGLC
  • クルマに詳しくなくてもすぐにベンツとわかる堂々とした面構え。メルセデス・ベンツGLC
  • ここ数年「攻めてる」印象の強いベンツにしては大人しいリアビュー。メルセデス・ベンツGLC
  • メルセデス・ベンツGLC
  • 久々に訪れた箱根。芦ノ湖スカイラインは晴天で迎えてくれた。メルセデス・ベンツGLC
  • 久々に訪れた箱根。芦ノ湖スカイラインは晴天で迎えてくれた。メルセデス・ベンツGLC


 このクルマの高級感を最初に実感できるのは静かさだ。ダッシュボード右側のスタートボタンを押してエンジンを始動すると、早くもこの時点で非常に高い静粛性の片鱗がうかがえる。窓を閉めていると、アイドリング中のエンジン音はほぼ聞こえないと言っていいくらい静かだ。しばらく走ってエンジンが暖まってからのアイドリングはさらに回転数が下がるので、そうなると窓を開けないとエンジンが本当にかかっているのか不安になるくらいである。いざ走り出して回転数が上がってくると、さすがにエンジン音も聞こえるが、すごく遠くで鳴っているような感じで、風切り音、タイヤからのロードノイズもまったく気にならず、遮音性が極めて高いことに驚く。

 静粛性に加え、高剛性ボディと重厚な乗り味が高級感を上塗りしていく。サスペンションはしなやかで、大径タイヤを履いていることもあって、舗装路であれば路面の細かな凹凸からくる上下動はきれいに吸収してしまう。まさに「ザ・高級車」という乗り心地。

 運転操作に慣れてくると、道行く人や、並走するクルマからの羨望の眼差しに気づいて、ベンツに乗っているという優越感もじわじわ湧き上がってくる。

 エンジンは数値以上のトルク感があり、低速から高速まで全く不足を感じさせない。パワフルでありながら、滑らかに静かに回り、振動も車内には全く伝わってこないので、ジェントルそのものである。ひと昔前であれば、こんな大きく重いボディに2リッターエンジンなんて組み合わせは考えられなかったが、時代はダウンサイジング。今回日本で発売開始したGLCも、グレードによって装備の違いはあれ、エンジンはこの2リッター4気筒の1種類のみだ。ターボをつけて低速トルクも太らせればこれで十分以上、というメーカーの自信がうかがえる。

さすがアウトバーン育ち 時速100キロでは…