【試乗インプレ】フランスの優等生は日本語が苦手? プジョー・308 GTi(後編) (3/5ページ)

  • 東六甲展望台からの日中の眺め。中央遠方にあべのハルカスが見える。プジョー・308GTi
  • これが現行市販FF車最強エンジン。ヘッドカバーにはプジョー・スポールの文字。プジョー・308GTi
  • エンジンルームは搭載機器の密度が高く、路面が見えるような隙間がない。プジョー・308GTi
  • 左ハンドル!GTiには右ハンドル仕様がない。プジョー・308GTi
  • ハンドルは小径のD型楕円。山坂道での素早い切り返しにぴったり。プジョー・308GTi
  • 赤いステッチが入りスポーティながら、シックにも感じられる質感の高いドア内張。プジョー・308GTi
  • ハンドルだけでなく、メーター以下、各パーツが小ぶり。シャープな造形でほかのどのメーカーとも違う雰囲気。プジョー・308GTi
  • 目立たないが、メーターは自発光式。右側の回転計が逆時計回りなのが面白い。プジョー・308GTi
  • スポーツモードでは赤い照明に変わる。プジョー・308GTi
  • 空調、オーディオ、車両設定など、運転関連以外のほとんどの操作はこの液晶タッチパネルに集約されている。プジョー・308GTi
  • スイッチやボタン類が少なく、すっきりしたデザインのセンターコンソール。プジョー・308GTi
  • 金属素材の肌触りが心地いいシフトレバー。剛性感高いフィーリングで、スポーツ心をくすぐられる。プジョー・308GTi
  • スタートボタン右側の「SPORT」ボタンを長押しすると、ランプが点灯(右側写真)、ドライブモードが切り替わる。プジョー・308GTi
  • センターコンソールのシャッター付きカップホルダーは1つだけだが、蓋付き容器ならドアポケットにも収納可能。プジョー・308GTi
  • 左ハンドルでもペダルの配置は万国共通です。プジョー・308GTi
  • ウインカーレバー(上)と、クルーズコントロール用のスイッチ(下)。プジョー・308GTi
  • 天井のルームランプまわり。シートベルト警告もここに。プジョー・308GTi
  • 助手席側ダッシュボードには赤いステッチ。一瞬革張り?と思うほど質感が上がるうまい演出。プジョー・308GTi
  • ゆったり座れるのに走らせるとサポートしっかりの優れものバケットシート。プジョー・308GTi
  • クッションが肉厚で座り心地のいい後席。もうちょっと背もたれが寝ていたら最高だった。プジョー・308GTi
  • 3ナンバーなので横幅はゆったり。足下の余裕はまずまず。大人4人乗車なら窮屈に感じることはないだろう。後席窓は前後に大きく視覚的な圧迫感が少ない。プジョー・308GTi
  • バックドア開口部は幅、高さともに積み下ろししやすいサイズ。プジョー・308GTi
  • でっぱりが少なく、使いやすい荷室。床下にはスペアタイヤを収納。プジョー・308GTi
  • 後席は左6:右4の分割可倒式。プジョー・308GTi
  • シートはワンアクションで倒せるが、荷室との間に段差が残る。プジョー・308GTi
  • プジョー・308GTi
  • プジョー・308GTi
  • シルエットは標準モデルとそう変わらない。プジョー・308GTi
  • プジョー・308GTi
  • 目ヂカラはトレードマークのライオン並?プジョー・308GTi
  • バックドアにもロゴ。プジョー・308GTi
  • タイヤサイズは前後ともに235/3519インチと極太。特に前輪は、大径ブレーキディスクと赤いキャリパーがスポーツモデルであることを主張する。プジョー・308GTi
  • 東六甲展望台は、兵庫県・芦有ドライブウェイの途中にある絶景スポット。プジョー・308GTi
  • 東六甲展望台からの大阪の夜景をバックに。プジョー・308GTi


 ほかのインパネ各パーツも作りが小さめ。縁取りを尖らせたシャープなデザインに統一感があって、品が良いのに凡庸ではなく他のどのメーカーとも似ていないオリジナリティが感じられる。押し付けがましくないオシャレさもあり、はつらつと働く大人の女性にも似合いそうな雰囲気。

 助手席側のダッシュボードには赤いステッチが入っており、一見革張りか(実際は軟質樹脂)と思うような質感向上に一役買っている。この赤いステッチはドアの内張りにもあって、こちらは肘掛部分が革張りになっている。

操作系すっきり タッチパネルに機能集約

 少し引いた視点で内装全体を眺めると、液晶タッチパネルに機能を集中させて、インパネからボタンやダイヤル類を極力排したシンプルなセンタークラスターが印象的だ。操作部の少ないすっきりしたデザインは、未来的にすら感じられる。

 空調の温度設定すらタッチパネルに集約させるというのはかなり思い切った考え方で、運転中に操作しなければならないときに視線を液晶に移さねばならないタッチパネル式よりも、手探りで操作できるダイヤルのほうがいいという意見もあると思う。一方で、液晶はフロントウインドウに近い位置だからむしろ安全だし、温度設定を自動にしてしまえばそもそもエアコン操作の頻度が少ないから問題にならないという見方もできる。このあたりの割り切り方は、ベンツGLCのシフトスイッチにも通じる欧州的な合理性から来るものかもしれない。

メタボでもゆったりなのに横Gバッチ来い!なシート

 前席はバケットシートなのだが、乗り降りがスムースにできて座り込んでも脇を押さえ込まれるような窮屈な感じがまったくない。バケットシートのクルマに乗るといつも脇腹にこびりついた脂肪の存在を意識させられるメタボ予備軍の私が、リラックスしてゆったり座れてしまう。

 ワインディング走行これで大丈夫かいなと思ったが、実際走ってみると急カーブで横Gがかかった時のサイドサポートは申し分なく運転姿勢をしっかり保つことができた。これまで【試乗インプレ】で取り上げてきたクルマのシートでは、スバル・レヴォーグの印象が最も良かったけれど、今回の308は同等かひょっとするとさらにいいかもしれない。

優等生だけれど、ニホンゴ、デキマセ~ン