【試乗インプレ】完璧なスタイル 常時4人乗車が前提の快適性 ジャガー・F-PACE(後編) (2/5ページ)

2016.8.7 17:14

  • ロングノーズと傾斜のきついリアハッチが、停まっている時にもスピードを感じさせる。ジャガー・F-PACE
  • 自社開発のディーゼルエンジン「インジニウム」ジャガー・F-PACE
  • すっきり上質なインテリア。ジャガー・F-PACE
  • 後ろに傾斜したBピラーはカッコいいのだが、ドアを開けると…ジャガー・F-PACE
  • サイドミラーは鏡面端に後方接近車両のアラート内蔵(L字型にくすんだ部分)。カバー下部には前輪まわりの死角を捉えるカメラも装備。ジャガー・F-PACE
  • 前席ドア内張り。ジャガー・F-PACE
  • パワーウインドウのスイッチは窓枠部分に。窓枠にこれだけ厚みがとれるってすごい。ジャガー・F-PACE
  • ドアハンドルからアームレスト。シート位置メモリーのボタンはパワーウィンドウのスイッチと間違えて押しそうになる配置。窓、シート、それぞれに近い位置に、という理屈はわかるが…ジャガー・F-PACE
  • ロッカーパネルにはロゴ入りプレート。ジャガー・F-PACE
  • このシートが絶品!座ればわかります。ジャガー・F-PACE
  • アクセルペダルが吊り下げ式なのはちょっと意外。ジャガー・F-PACE
  • 空調吹き出し口。小さくロゴが。ジャガー・F-PACE
  • 目の詰まった良質のいい革が巻かれたハンドル。クルーズコントロールやインフォテインメントシステムのスイッチ類も装備。ジャガー・F-PACE
  • 純正ナビはなかなか優秀、なのだが音声がちょっと…エンジンスタートボタンは空調スイッチの右下に。ジャガー・F-PACE
  • 総液晶のメーターパネル。多機能・便利で見やすいが、やっぱり何か物足りない。ジャガー・F-PACE
  • Sモードに切り換えると、速度計と入れ替って回転計が中央に。ジャガー・F-PACE
  • シフトチェンジはダイヤル式。触感、節度感が重厚で気合いの入ったパーツ。ジャガー・F-PACE
  • エンジンを切ると、この通り格納されて面一に。エンジン始動で再びせり上がる。ジャガー・F-PACE
  • 後部ドア、仕上げは前席と同等で手抜きなし。ジャガー・F-PACE
  • 背もたれの角度、高さが絶妙で座り心地最高の後席。運転は誰かに任せて後ろに乗りたくなる快適さ。ジャガー・F-PACE
  • アームレストを出すとこんな感じ。ジャガー・F-PACE
  • 後席にも風量調節付き空調吹き出し口。その下には…ジャガー・F-PACE
  • 12ボルトの電源ソケットとUSBジャックが2つ!すぐ上にはラバーで滑り止め加工された携帯電話置き場。後席でも携帯充電できます。ジャガー・F-PACE
  • 試乗車はサンシェードつきガラスルーフ仕様。ジャガー・F-PACE
  • こらもう運転せんと後ろに乗ったほうが気分ええわなぁ。ジャガー・F-PACE
  • リアハッチ開口部は幅広く、変な出っ張りのない使いやすい形状だが下端は高め。ジャガー・F-PACE
  • ドアハンドルは左右に、電動開閉ボタンも。ジャガー・F-PACE
  • リアハッチの解錠はナンバー上の電磁スイッチ。リアカメラもココに。ジャガー・F-PACE
  • キャディーバッグを横向きに収納できる広い荷室。荷室カバーをつけたままでも結構な高さがある。ジャガー・F-PACE
  • 左6:右4で分割可倒な後席をワンタッチで倒すボタン。これは右側用。ジャガー・F-PACE
  • 右4を倒し…ジャガー・F-PACE
  • 右6も倒すと車中泊可能な広さ。ジャガー・F-PACE
  • 淡路SAエリア内には明石海峡大橋を見下ろす観覧車がある。ジャガー・F-PACE
  • 上り路線、下り路線の駐車場をどちらからでも自由に行き来できる構造で、それぞれ少しずつ違う眺望を楽しめる。ジャガー・F-PACE
  • レストハウスは南欧風リゾートホテルのようなしゃれた作り。ジャガー・F-PACE
  • 中に入ると採光窓からさんさんと日光が降り注ぐガラス張りのテラス。ジャガー・F-PACE
  • ゆるキャラと土産物のノボリがなければ地中海の雰囲気。これが大阪市内から1時間ちょっとのロケーションとは。関西侮れじ。ジャガー・F-PACE
  • 明石海峡大橋を臨む淡路SAにて。ジャガー・F-PACE
  • セダンのXシリーズに通じる精悍なジャガー顔。ジャガー・F-PACE
  • 引き締まったボディーラインがSUVらしからぬシャープな造形。ジャガー・F-PACE
  • ジャガー・F-PACE
  • エンブレムの奥に非常ブレーキ&クルーズコントロール用のセンサー。上部には死角を映し出すカメラ。ジャガー・F-PACE
  • フロントグリルに設置されたカメラからの映像が死角低減に役立つ。ジャガー・F-PACE
  • ジャガー・F-PACE
  • ジャガー・F-PACE
  • リアフェンダーに鋭く切り込んだテールランプが夜道にジャガーの刻印を残す。ジャガー・F-PACE
  • 極太トルクを発生させ、巨体を軽々と動かすリッターディーゼルエンジン。ジャガー・F-PACE
  • 後ろ姿はスポーツクーペのF-TYPEを彷彿させる。ジャガー・F-PACE


 座った瞬間に安心感で満たされるシート

 大面積で重厚な(本当に重くて分厚い!)ドアをヌバッ!と開けると同時に素早く姿を現すオプションの電動ステップに足をかけ、おもむろに乗り込んで腰掛けてみる。試乗車はまだ1000キロも走っていない下ろしたてに近い状態だったが、運転席の座り心地はすでに固さ・軟らかさともにちょうどよく、座面と背もたれが体のラインにしっくり馴染む。背もたれが肩までしっかり届く大柄のシートは、腿、脇などポイントで支えるのではなく、全身を包み込むようにサポートするもの。窮屈さは皆無ながらサポート不足という感じもなく、運転中の安心感が高い。当然助手席も作りは同じで、同乗者は座った途端に安心感で満たされるだろう。

 総液晶メーターパネルは多機能で便利だが…

 メーターパネルは高級車で採用が増えてきた総液晶式。解像度も十分、表示の遅延やブレも感じられない見やすいもので、モード切り替えでナビの情報なども表示できる。使いこなせれば確かに多機能で便利だけれど、やはりアナログ式メーターと小型のサブ液晶の組み合わせがベターだと感じる。液晶のメーター表示は、どんなに美麗なグラフィックを使ってもTVゲームを想起させ、安っぽいとは言わないまでもフェイク感が残る。カメラでたとえると、多機能で便利な液晶ファインダーと一眼レフのシンプルな光学式ファインダーのような違いに近いかもしれない。

 アームレストはセンタークラスター、ドアパネルともにシートと同じ素材の革張り。ダッシュボードやドアハンドルは軟質樹脂だが、シボの目や色味を革張り部分と揃えてあるので総革張りに見えて、素材に統一感がある。

 インパネ全体としてははデザインに奇をてらったところがなく、いい意味でオーソドックス。他メーカーのクルマからの乗り換えでも操作に戸惑う場面は少ないだろう。

 異彩を放つシフトダイヤル

 そんな内装でただ一箇所異彩を放つパーツがある。シフトレバー、もといシフトダイヤルである。

 これは最近のジャガー各車種に共通のインターフェースで、レバーを前後に動かしてシフトするのではなく、ダイヤルを左右に回してシフトするようになっている。正直、実際に操作してみて最初のうちはなんだがしっくり来なかった。左手首を左右にひねるという「原因」とクルマのシフトが変わるという「結果」がどうにも頭の中で結びつかなかったからだ。

 しかしながら、オートマチック変速なのだから、発進→走行→駐車までシフトを操作する回数は最少で2回、車庫入れで切り返しが発生したとしてもせいぜい5回くらいしかない。レバーだろうが、ダイヤルだろうが、スイッチだろうが、操作するのは主に発進・駐車時であり、走行中にはほぼ触らないからシフトの形状など実際はどうでもよくなってくる。

後席に座ってわかった同乗者重視

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