“普段着”感覚だけれどさりげなくオシャレ
内装にはエントリークラスのクルマらしく安価な硬質樹脂素材を多用。しかしボディ同色のパーツをアクセントに使うなど、プラスティックらしさを逆手にとったポップな仕立てで、「高級感>安っぽさ」という評価基準では測れない世界観をうまく作り出している。メーターはタコメーターを省略した速度計のみの大きな一眼式。アンバー系のバックライトと相まって、ポップな内装によく似合っている。が、マニュアルモードで走る時にはやはりエンジン回転数を知りたいなぁと個人的には思う。まぁ、こういう需要は少数派だろうから妥当な設定ではある。
輸入車でのライバル、VW・up!、フィアット・500と内装を比べると、外装以上にテイストの違いが明確に現れていて興味深い。
up!は素気ないほど潔い直線基調の実用的テイスト。商用車っぽくなりがちな方向性を寸止めでパーソナルカーたらしめているところがいかにもVW。
500は打って変って曲線基調。モノトーンなup!と好対照で質感の異なる素材を使い分け、三者のなかではもっともプレミアム感のある仕立て。イタリアの陽気な伊達男の雰囲気を醸し出す。
対して、フランス産のトゥインゴはいい意味でのゆるさが持ち味。500のように気合いの入ったオシャレではなく、普段着がさりげなくスタイリッシュ、という感じで、女性ユーザーに対してのアピールはもっとも強いと見た。
方向性としては、ダイハツ・ミラ ココアや、スズキ・アルト ラパンのようなオシャレ系軽自動車の内装と似ているが、空調パネルや各種スイッチ類などディテールが醸し出す雰囲気が舶来家電っぽかったりと、仔細に見ていくと結構違う。
2人乗りがジャストサイズ
荷室は4人乗車の時はボディサイズなりで広くはない。リアハッチが寝ているせいで高さ方向もやや厳しい。ただ、出っ張りが少なく荷物の積み込みはしやすいし、通常は2人までしか乗らないということなら、2分割のリアシートを倒せば荷室面積は倍増するので、小旅行や大きめの荷物運搬も楽にこなせる。