【試乗インプレ】ライバルはハイクラス軽だ ルノー・トゥインゴ(後編) (5/5ページ)

  • 試乗車はキャンパストップ仕様。フィアット500など、ラテン系小型車お約束の装備だ。ルノー・トゥインゴ
  • 見慣れたルノーのエンブレムもこのクルマだと小動物の鼻の頭に見えてくるから不思議だ。ルノー・トゥインゴ
  • まぶたが閉じかけているような、ちょっと眠そうなヘッドライトの表情がいい。ルノー・トゥインゴ
  • トラックかよ!というくらいに大きな切れ角のタイヤが驚きの小回りを実現。ルノー・トゥインゴ
  • フェンダーに設置されたウインカーランプ。ドアミラー内蔵型が多い昨今、ちょっと懐かしい。ルノー・トゥインゴ
  • 手動格納式ドアミラー。向きの調節は電動で行える。ルノー・トゥインゴ
  • 前は普通のドアハンドル(上)、後ろはサッシ一体型の隠しハンドル(下)で2ドア風シルエットに。ルノー・トゥインゴ
  • 後部ドアモールにさりげなく立体車名ロゴ。ルノー・トゥインゴ
  • 手で直に開ける燃料タンクの蓋(上)。中蓋がエンジンキーでロックされる(下)ので、悪戯される心配はない。ルノー・トゥインゴ
  • リアコンビランプ。外側に張り出した意匠がリアフェンダーのボリュームを強調する。ルノー・トゥインゴ
  • リアバンパーの奥にはエンジンが鎮座。放熱のため、左右にグリルが空けられている。ルノー・トゥインゴ
  • マフラーの真上にはエンジン。ルノー・トゥインゴ
  • ストライブは単なる飾りではなく、ボディー側面を貫くキャラクターラインを表している。ルノー・トゥインゴ
  • エンジンの入っていないボンネットはトランク?と思ったらバッテリーが載っていました。ルノー・トゥインゴ
  • 安価な素材の組み合わせでも洒落て見えるのが不思議。ルノー・トゥインゴ
  • キーはシリンダー式(上)、オーディオ、空調の操作パネルは舶来家電の雰囲気(下)。ルノー・トゥインゴ
  • シフトレバーをDレンジから左に倒すとマニュアルモード。奥には速度設定式クルーズコントロールとスピードリミッターのスイッチ。ルノー・トゥインゴ
  • サイドブレーキ。ルノー・トゥインゴ
  • ステアリングコラム右側のスイッチ類(上)、ペダルはATと同じアクセルとブレーキだけ(下)。ルノー・トゥインゴ
  • センターコンソールのカッブホルダーの窪み(左)には、脱着式小物入れ(右)が装着可能。ルノー・トゥインゴ
  • 500mlの入るボトルホルダー付き前席ドア(上)と後席ドア(下)。ルノー・トゥインゴ
  • 後席窓はVW・up!と同じヒンジ式。左から全閉、全開、外からの全開見た目。ルノー・トゥインゴ
  • センターコンソール後端に12Vサービスソケットとカッブホルダー1つ。ルノー・トゥインゴ
  • 後席は2分割可倒。段差のないフルフラットかつ出っ張りが少ないので、2人乗りの時ならかなり使いでがある。ルノー・トゥインゴ
  • キャンバストップは欧州コンパクトのお約束。ルノー・トゥインゴ
  • 開口面積は広い。ルノー・トゥインゴ
  • 前席から見るとこんな感じ。ルノー・トゥインゴ
  • 実は後席からのほうが空がよく見える。ルノー・トゥインゴ
  • 神戸ポートアイランドから、エッフェル塔…ならぬポートタワー、メリケンパークを臨む。ルノー・トゥインゴ
  • 神戸ポートアイランドから、エッフェル塔…ならぬポートタワー、メリケンパークを臨む。ルノー・トゥインゴ
  • ボディーと同色のアクセントカラーがポップ。樹脂素材であることを逆手にとった小型車らしい演出。ルノー・トゥインゴ
  • 荷室のカーペットを持ち上げると、エンジンを密閉する鉄板が現れる。ルノー・トゥインゴ
  • 明確に“顔”としてデザインされている。個人的には「レレレのおじさん」に似ていると思うのだが…いや褒めてるんですよ!ルノー・トゥインゴ
  • 前後フェンダーやリアまわりのふくらみに、規格で縛られた軽自動車とは一線を画すサイズの余裕が窺える。ルノー・トゥインゴ
  • 寝かされたリアハッチに大きめのアルミホイール。横顔はなかなかスポーティーだ。ルノー・トゥインゴ
  • 全面ガラスでブラックアウトされたリアハッチが精悍さを醸し出す。ルノー・トゥインゴ
  • 真後ろからの眺めは、往年の名車ルノー・5(サンク)を彷彿させる。ルノー・トゥインゴ
  • タイヤサイズは前が165/65R15。後ろは少し太くて…ルノー・トゥインゴ
  • 185/60R15にドラムブレーキの組み合わせ。ルノー・トゥインゴ
  • フロア・着座位置が高めで、開口部も広く乗り込みやすい前席。ルノー・トゥインゴ
  • 後席は2人用。横幅は十分だが、前後方向の余裕はいまひとつ。フロアに対して座面が低めで、大人だと腿が浮いてしまう。ルノー・トゥインゴ
  • 荷室はまずまずの広さ。リアハッチが寝ていることもあり、高さ方向はやや厳しい。出っ張りがなく積み込みやすいのは美点。ルノー・トゥインゴ


 高めの軽狙いなら有力競合候補に

 最近軽自動車の価格設定は高めになっている。車種や装備によってかなり開きがあるとは言え、S660やダイハツ・コペンのようなスペシャリティーカーでなくても200万円に近い価格設定のものも珍しくない。軽には維持費が安いというメリットもあり、車両価格だけでは単純に比較できないが、ちょっとグレードの高い軽を買うつもりなら、競合候補にトゥインゴを加えてみてもいいと思う。

 200CC以上大きいエンジンや室内幅の余裕、バランスに優れた素直な挙動の後輪駆動、サイズの規制に縛られずに表情豊かにデザインされた外観など、購入した後の満足感が高いはずだ。小さくても何かを抑制(我慢)しているクルマではないところが大きな魅力だと思う。

 大きなクルマを運転できる自信はないけれど、軽には乗りたくないという人にもちょうどいい選択肢になるだろう。(産経ニュース/SankeiBiz共同取材)

■基本スペック

ルノー・トゥインゴ インテンス キャンバストップ 6EDC

全長/全幅/全高(m) 3.62/1.65/1.545

ホイールベース 2.49m

車両重量 1,030kg

乗車定員 4名

エンジン 直列3気筒 ターボチャージャー付き

総排気量 0.897L

駆動方式 後輪駆動

燃料タンク容量 35L

最高出力 66kW(90馬力)/5,500rpm

最大トルク 135N・m(13.8kgf・m)/2,500rpm

JC08モード燃費 21.7km/L

車両本体価格 199万円