塗装は高級車並み!?
試乗車のボディカラーは2万1600円高の「バーニングレッドパールメタリック」という特別色。一般的なカラーは顔料とクリアーの2層塗装だが、「バーニングレッド-」は4層の膜で構成することで、いま流行りの「深み」と「鮮やかさ」の両立を実現している。ちなみにレクサスはヒートブルーコントラストレイヤリングというカラーで6層、マツダの人気色ソウルレッドは3層塗装など、メーカーごとに複層工程を用いて個性的なカラーを作り出している。「バーニングレッド-」を眺めていると、とても170万円を切るクルマには見えないくらいに艶やかさと質感の高さを感じた。
次にインテリアを見てみよう。スポーツシートは想像通りに硬く仕上げてありホールド性はバッチリ。硬くて沈み込みが少ないということは、クルマの動きに対して体が常に固定され、長時間ドライブでも肉体的負担が軽く済むということ。実際に運転してみると体のブレが少なく姿勢が安定し、頭が振れないことで視界も良好。おまけに座り心地もいい。運転席にはひじ掛けも付いており、特に高速道で重宝した。ハンドルを左右に切るワインディングでは左ひじと干渉するので、その時はひじ掛けを畳むのがベター。筆者は靴のサイズが27~28センチと大きいのだが、特につま先が引っかかることもなく、ペダル周辺のレッグスペースに不満は一切なし。頭部のクリアランスも十分で、前席の居住スペースはかなり快適だった。
シンプルで落ち着きのある運転席回り
コックピット周辺は非常にシンプルな印象で小ぎれいにまとめられており、運転に集中しやすい落ち着きのある空間だ。アップライトのフロントガラスは上下左右に広々と大きい印象で、小型車にしては開放感たっぷり。インパネはスポーティーな2眼メーターを採用している。速度計は220キロスケールで、回転計は6300rpmからレッドゾーンに入る。盤面にはレコード盤のような円状のグルーブが刻み込まれており(スピンドル加工)、そのあまりの美しさにアップ写真をいろんな角度から撮ってしまった。