まるで「走る高級サロン」 シニア層で豪華バスツアーが人気 乗車してみて見えた戦略 (5/5ページ)

  • 上質感が漂うクラブツーリズムの新型高級バス「碧号」=6月、東京都港区
  • 備え付けのタブレットを手に上質な旅を楽しめるクラブツーリズムの新型高級バス「碧号」=6月、東京都港区
  • 革張りの座席を採用したクラブツーリズムの新型高級バス「碧号」=6月、東京都港区
  • 新型高級バス「碧号」の各座席に設置したタブレットを紹介するクラブツーリズムの職員=6月、東京都港区
  • 背もたれを倒し快適に過ごせるクラブツーリズムの新型高級バス「碧号」=6月、東京都千代田区
  • 大きな窓と広々とした天井で開放感を高めたクラブツーリズムの新型高級バス「碧号」=6月、東京都港区
  • 足元に木製の手荷物置きを設けた新型高級バス「碧号」=6月、東京都千代田区
  • 上質感が漂うクラブツーリズムの新型高級バス「碧号」=6月、東京都港区


 同社は25年、近畿日本ツーリスト(東京都千代田区)と経営統合し、持ち株会社KNT-CTホールディングス(同)の傘下に入った。添乗員が付くパッケージツアー(募集型団体旅行)で実績を積むクラブツーリズムと、募集型個人旅行の手配を主力とする近ツー。両社間でシナジー効果を最大限に引き出すことが喫緊の課題の一つだ。 

 高級バスは、旅行者を受け入れる地域で作る着地型商品やテーマ型商品の提案力を高める手段の一つでもある。将来的にはクラブツーリズムと近ツーがバスを共有したり、バスツアーを共同で企画し拡販したりするといった展開も視野に入れている。

 団塊の世代(昭和22~24年生まれ)が平成19年に60歳の定年を迎え大量の退職者が出ている。この層がクラブツーリズムが狙う新たなターゲットだ。差別化した企画で豊富な個人資産を持つシニア層の消費をどのように呼び込むか。新たな歴史を刻み始めた同社の高級バスツアー戦略から、今後とも目が離せない。(産経新聞社 経済本部 臼井慎太郎)

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