彼が軽の「ウェイク」に乗ったときはシートから体があふれ出し、アームレストが今にも折れそうだったが、ヴォクシーは大きな問題もなさそう。彼の巨体に巻き付いたシートベルトは、外側から大きく回り込むようにバックルに収まっている。
目的地の河原に向かって走り出すと、あまりの静かさに「あれ、もうエンジンかかっていたんですか?」と驚いた様子。「まあ、走り出しはモーターなんだけど、すごい静かだよね」と2人で感心する。
車内は2人合わせて体重215キロ。バーベキューの道具や食材も積んでいるため、1.8リッターエンジン+モーターの組み合わせでは、さすがに軽快な走りとはいかない。
筆者「前に3人で乗っている計算になるので、どうしても“フロントヘビー”になっちゃうね。前が鈍い感じがするし、『エコモード』だと踏んであげてもエンジン音が苦しそう」
杉渕「確かに辛そうですね。(大声で)ヴォクシー、申し訳ないです!!」
ちなみにスタート時はモーターで発進し、通常走行時はモーターとエンジンを効率よく併用。加速時はエンジンをメインにモーターがアシストする。減速時は車輪がモーターを駆動して発電し、エネルギーを効率よく回収してバッテリーに充電するといった仕組みだ。