【試乗インプレ】四輪操舵で「スポーツ性&快適性」両立 ルノーの新型「メガーヌGT」 (2/5ページ)

  • ルノーの新型「メガーヌGT」
  • 余計な肉を削ぎ落したボディが見事な陰影感を演出する。ボディカラーはブルーアイロン
  • 大きく張り出したフェンダーと、横に長いリヤランプでスポーティーさを演出している
  • 「Cシェイプ」のデイライトを採用したヘッドランプ周り
  • 1.6リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載。205馬力を絞り出す
  • フードはボンネットダンパーを採用
  • すべて開けた状態のメガーヌGT
  • すべて開けた状態
  • やっぱり気になる!?撮影中に“偵察”に来たVWゴルフ「R」。メガーヌの周りをぐるりと1周して去っていった
  • シルバーのミラーと「ルノー・スポール」のバッジ
  • マフラーとディフューザー
  • よーく見ると、ホイールの左下に薄っすらと「GT」のロゴが入っている。225/40R18
  • 「C」字のデザインが特徴のLEDヘッドランプ
  • LEDの帯を階段状に奥行きを持たせた、3Dリヤランプ
  • 奥行きのあるLEDリヤランプ(公式HPより)
  • 大きなロザンジュ(ひし形)のエンブレムと「GT」のマーク
  • 日本人デザイナーが手掛けたインテリア
  • スポーティーな外観から一転、インテリアは意外にも上質で落ち着きがある
  • アイフォーンを接続して「アップルカープレイ」を起動。ナビはこれで十分だが、電波状況は気になる(長沼貴宏撮影)
  • アルカンターラのスポーツシート。ヘッドレストにはルノー・スポールのチェッカーマークが刺繍されている
  • 後部の居住スペースは、足元を中心に先代よりも広くなった印象。全高が低いにもかかわらず、頭部周辺に窮屈さはない
  • リヤシートももちろんアルカンターラ素材を使用している
  • 後席のドリンクホルダー付アームレスト
  • 後席のエアコン吹き出し口
  • ソフトパッドで覆ったドアトリム。ブルーのオーナメントが映える
  • シンプルで落ち着きのあるインパネ、コンソール周り
  • ややスカスカ感のあるインパネ周り。日本仕様は横向きのモニターを配しているが、本国フランス仕様はここにタテ型の大きなモニターが組み込まれている
  • 本国フランス仕様のメガーヌGTは、タテ型の8.7インチモニターを使用している(公式HPより)
  • センターコンソール周辺。短めのシフトレバーで1クラス上の雰囲気を演出しているという
  • 新型メガーヌは電動パーキングブレーキを搭載
  • トランスミッションは湿式の7速EDCを搭載
  • ラバーグリップ付のアルミペダル
  • ブルーステッチを施した3点スポークのレザーステアリングは、手に馴染むナパレザー製。GT専用の青いエンブレムが光る
  • 7インチのフルカラーTFTメーター。走行モードによってテーマカラーが変わる(写真はスポーツモード)
  • パドルシフトのレバー
  • 日本人が手掛けたメガーヌGTのインテリア
  • シャッター付きカップホルダーと、ハンズフリーカードキー
  • メガーヌGT
  • メガーヌGT
  • メガーヌGT
  • メガーヌGT
  • メガーヌGT
  • メガーヌGT
  • 「ルノー・スポール」のロゴが入ったクロームのキッキングプレート
  • 搭降載時にバンパーの高さが気になるかもしれないが、ラゲージは実用性を備えた大きさだ
  • 開口部地上高が75センチと高いため、ラゲージスペースは掘ったように深さがある。
  • 6:4分割可倒式シートのアレンジ
  • リヤランプを比較(上:ウインカー点灯)(中:ウインカーとブレーキランプ点灯)(下:ウインカー、ブレーキランプ、バックランプ点灯)
  • 新型メガーヌの外観を先代(下)と比較
  • 新型メガーヌの外観を先代(下)と比較
  • 新型(上)と先代メガーヌのインテリアを比較
  • 東京モーターショーに登場した新型メガーヌR.S.と、ルノーのF1マシン
  • 東京モーターショーに登場した新型メガーヌR.S.
  • 現行型「メガーヌR.S.」。来年には日本でも新型が発売されるはず?
  • 途中、ネストイン箱根で昼食をいただく
  • ネストイン箱根で食べた和牛ハンバーガー
  • ネストイン箱根で食べたガトーショコラとシャーベット
  • 箱根の池ではニジマスが泳いでいた


 足回りは一般的なフランス車と比較して硬めであるものの、巧みに足を動かして路面の凹凸やざらつきをいなすため、気になる不快感はまったくない。走行モードには快適性を優先させた「コンフォート」も選択肢としてあるのだが、とくに燃費を気にしない限り、「これならコンフォートはいらない」と思えるほどニュートラルの上品な走り心地が気持ちよかった。

 注目の走行パフォーマンス

 GTの最大の持ち味は走行パフォーマンスの高さだ。走行モードを「スポーツ」に切り替えてアクセルを踏むと、刺激的なエンジン音が車内を包み、アクセルレスポンスが一気に鋭くなる。少し踏むだけでも「ブオン、ブオン」と軽快な音を刻みながら、「早く行かせろ!」と言わんばかりにグイグイと前進。起伏の激しいアップダウンからワインディングまで、どんな路面状況でも余裕のあるパワーと幅広いトルクを生かして自由自在に突き進む。大径ディスクを纏ったブレーキの制動力も抜群。ドライバーの要求にしっかりと呼応する一体感のある走りは実に軽やかで、走る・曲がる・止まるが純粋に楽しい。

 コーナーの途中で加速しても、軽くハンドルを切るだけで狙ったラインをしっかりとトレースしていく。旋回中はボディ剛性の高さも相まって、ロールの影響を受けることなくピタリと安定。この抜群のコーナリング性能と即応性の高い操舵感に貢献していると思われるのが、先述の「4コントロール」だ。これはハンドルを切ったときにフロントとリヤのタイヤの向きを同時に変えることで、コーナリング性能と快適性を高めるという四輪操舵システム。タイヤの向きを決めるタイロッドを電子制御のアクチュエーターで動かして、後輪を操舵する構造だ。時速60キロ未満(スポーツモードでは80キロ未満)でハンドルを切ると、前輪と後輪は逆方向に可動。それ以上のスピードでは、前後の車輪は同一方向に動く仕組みで、リヤタイヤの最大切れ角は2.7°だという。

 例えば、低中速走行時にハンドルを左へ切ると、後輪は逆位相(右方向)に向けられる。これによってリヤをアウト側へ流し、車体の頭を“強制的”にイン側に切り込ませることでコーナリングやUターン時の取り回しをサポートする。これはいわゆるオーバーステアの状態なのだが、高速走行時は挙動が不安定になりやすいというデメリットもある。そのため、時速60キロ以上では四輪を同位相に動かすことでコーナリング時の安定性を高め、ワインディングでより安全なスポーツドライブを楽しめるのだという。

日産が開発した共有プラットフォーム