日本人の手によるインテリア
日本人デザイナーが手掛けたインテリアは上質さとスポーティーさを巧みに調和させている。面を立てたダッシュボードや短いギアシフトレバー、高さのあるセンターコンソールはワンランク上の雰囲気を纏っている。スエードのような優しい手触りのアルカンターラ縫製スポーツシートは体が滑りづらく、ホールド性もばっちり。ステアリングコラムに固定された長いパドルシフトは、ハンドルを大きく切っている最中でも指に掛かりやすく、MTモード時でも素早い変速が可能だ。センタークラスターにはタッチパネル式の横置き7インチモニターを埋め込んでいるが、インパネは全体的にスカスカな印象。実はこれ、本国フランスでは8.7インチのタテ型ディスプレイをインパネ全体に組み込んでいるのだが(※写真参照)、日本では諸々の事情があってタテ型モニターもナビゲーションシステムも採用されなかったのだという。幸いにもスマートフォンをつなげばアップルの「カープレイ」やグーグルの「アンドロイド・オート」からナビを使用できるのだが、使用場所の電波状況や、そもそも「スマホを持っていない」といったユーザーにとっては多大な不便を感じてしまうだろう。
コスパの高さも魅力的
さて、新型GTのもう一つの魅力はコストパフォーマンスの高さだろう。クルマを単純比較するのは非常に難しいのは承知の上で、参考までにグレードや性能が近いライバルの簡単なスペックと価格を並べてみた。
◇ルノー・メガーヌGT 334万円 205馬力、280Nm
◇アルファロメオ・ジュリエッタ(SUPER) 377万円 170馬力、230Nm
◇VWゴルフ(ハイライン) 326万円 105馬力、175Nm
◇プジョー・308 GT Line 317万円 130馬力、230Nm
◇メルセデス・ベンツ A180 AMG Style 347万円 122馬力、200Nm
◇ホンダ・シビック ハッチバック 280万円 182馬力、240Nm