【試乗インプレ】「離陸するの?」バイクのような怒涛の加速 ホンダ・シビックTYPE R (2/5ページ)

  • 快晴の伊豆スカイラインで富士をバックに。ホンダ・シビックTYPER
  • 快晴の伊豆スカイラインで富士をバックに。ホンダ・シビックTYPER
  • ガンダムです。白ボディだと正面はもうガンダムにしか見えない。ホンダ・シビックTYPER
  • ホンダ・シビックTYPER
  • ホンダ・シビックTYPER
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  • ホンダ・シビックTYPER
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  • ホンダ・シビックTYPER
  • ホンダ・シビックTYPER
  • ホンダ・シビックTYPER
  • ホンダ・シビックTYPER
  • ホンダ・シビックTYPER
  • 後光が…iPhoneで偶然撮れた1枚。ホンダ・シビックTYPER
  • 伊東の観光スポットであるスコリア丘の大室山をバックに。iPhoneのパノラマモードで撮影。ホンダ・シビックTYPER
  • フロントグリルの銘。ホンダ・シビックTYPER
  • ホンダ・シビックTYPER
  • フロントアンダースポイラー。ホンダ・シビックTYPER
  • ボンネット上のエアインテーク。ホンダ・シビックTYPER
  • 横に張り出したフロントフェンダー。ホンダ・シビックTYPER
  • 前後ドアノブ。前側はスマートエントリー。握って解錠、黒ボタン押しで施錠。ホンダ・シビックTYPER
  • シャークフィンアンテナとルーフスポイラー。ホンダ・シビックTYPER
  • リアウイング、デカいです。ホンダ・シビックTYPER
  • リアフェンダーも少し張り出してます。前から(右)後ろから(左)。ホンダ・シビックTYPER
  • ホンダ・シビックTYPER
  • センター3本出しですよ。ホンダ・シビックTYPER
  • タイヤサイズは前(上)後(下)とも245/30R20。“輸入車”らしく銘柄はコンチネンタル。ホンダ・シビックTYPER
  • サイドミラー。ホンダ・シビックTYPER
  • ブレンボのキャリパー。ホンダ・シビックTYPER
  • 320馬力にトルク40キロを発生する専用設計の2リッター4気筒VTECターボエンジン。ホンダ・シビックTYPER
  • エンジンルームを左右から。ホンダ・シビックTYPER
  • コクピットは至るところに赤いモチーフが。ホンダ・シビックTYPER
  • 中央のメーターはフル液晶。「+R」「S」「コンフォート」の各ドライブモードごとに色使いが変化。下部もブースト計(下左)、Gセンサー(下中)、アクセル開度&ブレーキ圧(下右)など、スポーツカーらしい指標を切り替え表示可能。ホンダ・シビックTYPER
  • ドアを開けて目に飛び込んでくる光景。ホンダ・シビックTYPER
  • 腿までがっちりサポートするフルバケットシート。4点式シートベルトにも対応。ホンダ・シビックTYPER
  • いまどきのナビとしてはちょっと画面小さいかも。ホンダ・シビックTYPER
  • 6速MTながら100キロ巡航時の回転数は2500回転あたりと高め。ホンダ・シビックTYPER
  • アルミ削り出し、ひんやりした手触りが心地いいシフトノブ。ホンダ・シビックTYPER
  • 銘板にはシリアルナンバー。左側にはドライブモード切替スイッチ。ホンダ・シビックTYPER
  • アルミ製スポーツペダル。ホンダ・シビックTYPER
  • センターコンソールのアームレストはスライド&チップアップ式。ホンダ・シビックTYPER
  • 前(上)後(下)のドア内張。ホンダ・シビックTYPER
  • アームレストが省略されている以外は無理のない快適空間が確保されている後席。ハイパフォーマンスカーながら、この実用性が強み。ホンダ・シビックTYPER
  • もちろん荷物もたっぷり積めます。ホンダ・シビックTYPER
  • 後席は左6:右4の分割可倒式。横断幕式トノカバーのデザインが秀逸。ホンダ・シビックTYPER
  • ハッチバックを乗り継いできた人ならこの便利さはわかるはず。グッドデザイン!ホンダ・シビックTYPER
  • せっかくのいい景色、富士だけでお楽しみあれ。【試乗インプレ】ホンダ・シビックTYPER
  • 一つ前の富士山と1枚目、2枚目の画像は、こちらの伊豆スカイライン西丹那駐車場で撮影。【試乗インプレ】ホンダ・シビックTYPER


 シフトレバー手前にシリアルナンバーのバッヂがついていたり、シートや、前席ドア内張り・アームレストに高級素材のアルカンターラが使われていたり、シフトノブがアルミの削り出しだったり、とむしろスポーティーな方向で特別感を演出している。

 標準車と最も異なるのはシート形状だ。サーキット走行も想定した4点式シートベルトに対応したフルバケットシートで、わき腹や腿をサポートする部分の張り出しが大きく、ハイスピードでカーブを曲がった際に横Gがかかっても、姿勢を崩すことなく、安定して運転操作を続けられる。

 体全体が包み込まれるやや硬めの座り心地は、シートポジションを合わせてしまえば快適そのもので、サーキット走行だけでなく、長距離ツーリングでの運転疲れ軽減にも効果が高い。

 しかしながら、座面両側の張り出しが高く、乗り込む時にいちいち腿裏に当たって乗降性がいいとは言えない。オーナーは自分のクルマだからいいとしても、普通のゲストが助手席に乗る場合は煩わしく感じるだろう。

 後席はセンターアームレストが省略されている以外は通常のハッチバックモデルと同じで、6:4の分割可倒式背もたれ、秀逸アイデアの横断幕式の巻取りトノカバーなど、使い勝手も変わらない。

 普段使いできる乗り心地と扱いやすさ

 スロットルレスポンスやステアフィール、ダンパーの減衰力を調節するドライブモードは3つから選べる。始動時は真ん中のややスポーティーな「Sモード」で、穏やかな特性の「コンフォート」はゴーストップが多く低速走行の多い市街地に、スポーツ走行に特化した「+R」はサーキットのほか、勾配やカーブが連続する山坂道に適している。

 まずは、埼玉県南部からコンフォートモードで東名高速用賀インターまで、山手通り→早稲田通り→中野通り→環七→玉川通り、と一般道を走ってみる。結論から言うと、2人乗りなら普段使いできる。

 30という低扁平タイヤが影響した多めのロードノイズを除けば、乗り心地も硬めながら乗用車として許容範囲内にある。

 ただし後席に関しては、前席よりロードノイズは多めで、後輪からの突き上げも強く感じられるから、長距離ドライブでは疲れてしまうかもしれない。

 3.5リッター自然吸気エンジン並みの大トルクを生かし低回転を維持したエコランなら、エンジンサウンドも騒がしくなく、ターボが効き始める2500回転以下でシフトアップすれば、エンジン回転の上昇も穏やかで、とても運転しやすい。

 もちろん、必要に応じてアクセルを踏み込めば、ターボ過給を効かせて加速してくれるから、コンフォートモードのままであってもスポーツモデルらしさも味わえる。

MT操作を楽にする電動パーキングブレーキ