MT操作を楽にする電動パーキングブレーキ
パーキングブレーキは電動化されており、ホールド機能も備えているうえ、クラッチ操作と連動するので渋滞時の負担が軽い。赤信号で停止→自動でパーキングブレーキ固定→ニュートラルギア→クラッチ離す→自動でアイドリングストップ→青信号でクラッチ踏む→自動で始動→アクセルを踏み込んでクラッチをつなぐ→自動でパーキングブレーキ解除、という流れで、文字で書くとややこしいが、実際にやってみると少ない操作かつ自然な流れで停止・発進ができるのだ。以前プジョー・308GTiでも全く同じことを書いたけれど、MTと電動パーキングブレーキの組み合わせのありがたみを再認識した。
ブレーキはフェラーリやポルシェなど欧州の高級スポーツカーへの採用で知られるブレンボ製のキャリパーを装備、ストロークで効き具合をコントロールしやすく、フル制動時の効きもばっちりで「さすが」と思う反面、低速走行の停車寸前のタイミングで「キー、キー」と鳴きが頻発するのには閉口した。踏み込み加減である程度コントロールできるものの、一時停止標識の多い静かな住宅街などでゆっくり走っている際には結構気を遣う。
フラットライドだが、ちと騒々しい
東名高速に入り、厚木方面へ向かう。コンフォートモードのまま、スピードを上げると速度が乗るほどにどっしり安定して直進する。ベースのハッチバックをさらに強化したことが実感できる部分だ。フラットライドな乗り味は一般道より快適と言っていい。
一方ロードノイズは、時速100キロに近づくにしたがって大きくなり、車内での会話も少し声を張る必要を感じる。ロードノイズが長距離移動の疲れにどの程度影響するのか、走りのいいファミリーカーとしての購入を検討しているユーザーはその辺の見極めが必要だろう。
言うまでもないが、追い越し加速には何の不満も感じない。6速で時速100キロ巡行時、エンジン回転数は2500あたりだから、そこから踏み込むとちょうどターボ過給領域に入り、シフトダウンせずとも6速のまま涼しい顔で楽に追い越していけるのだ。しかもSモードに切り替える必要がないほどコンフォートモードのままで十分速い。正直言って、真ん中のSモードは使いどころがわからないままだった。