サーキットで走るかどうか、が分かれ道
車両価格は450万円、ハッチバックとは実に170万円もの開きがある。この価格が妥当かどうかは、ユーザーがどこに価値を見出すかによって変わってくる。
2リッターのVTECターボエンジン、ブレンボのブレーキキャリパー、大径ホイールのスポーツタイヤ、大きなリアスポイラーをはじめとするエアロパーツなどタイプR専用に設計されたハードウエアが実現する高い走行性能や、「FF最速」というタイトルに着目するなら、決して高い価格ではない。実際メガーヌやゴルフのハイパフォーマンスモデルも同等の価格設定である。
しかしながら、タイプRの本懐である+Rモードを存分に味わえるのはサーキットであり、定期的にサーキット走行を楽しめる時間とお金の余裕があるユーザーでなければ、宝の持ち腐れになりかねないのもまた事実だ。公道でスポーツ気分を味わうためだけに買うのだとしたら、450万円は高いという結論になる。
前回取り上げたハッチバックも十分にスポーティーだったから、普通のユーザーにはハッチバックの6MTモデルがちょうどいいのではないだろうか。1.5リッターエンジンだから燃費もよく税負担も軽い。白ボディーを選んで、お好みでエアロパーツを追加すれば、手軽にタイプR気分が味わえると思う。
私個人としては前回と同じ結論、DCT仕様のスポーツセダン待ちです。
ホンダ・シビック TYPE R 6MT
全長/全幅/全高(m) 4.56/1.875/1.435
ホイールベース 2.7m
車両重量 1,390kg
乗車定員 4名
エンジン 4気筒 直噴 ターボ
総排気量 1.995L
駆動方式 前輪駆動
燃料タンク容量 46L
最高出力 235kW(320馬力)/6,500rpm
最大トルク 400N・m(40.8kgf・m)/2,500rpm~4,500rpm
JC08モード燃費 12.8km/L
車両本体価格 450.036万円