ジンバブエが新銀行券? 米ドルと等価、外貨不足で
ジンバブエの首都ハラレの市中で流通する南アフリカの通貨、ランド=5日(ロイター)
アフリカ南部ジンバブエの中央銀行総裁は5日までに、国内に流通する外貨の不足を解消するため、米ドルと等価の銀行券を発行すると明らかにした。フランス公共ラジオが伝えた。「デザイン段階」とし、発行の具体的な日程は未定という。
同ラジオによると、経済の専門家は「市民は銀行券での給与支払いを拒否するだろう」と指摘し、経済をさらに混乱させる恐れがあるとして発行に反対した。
ジンバブエでは2000年以降の政府による白人農園の強制収用をきっかけに経済が停滞、インフレ率が年2億%以上という異常事態に陥った。09年に米ドルや南アフリカのランドなど外貨の流通が解禁されて超インフレは改善し、中銀は昨年、自国通貨ジンバブエ・ドルの廃止を発表した。
外貨不足は貿易赤字が原因とされる。銀行券はそれぞれ2ドル、5ドル、10ドル、20ドルと等価になる予定で、アフリカ輸出入銀行の2億ドルの支援が財源という。(共同)
関連記事