G7財務相・中央銀行総裁会議開幕 金融・財政・構造改革を総動員で一致
G7仙台財務相・中央銀行総裁会議であいさつする麻生財務相。右からラガルドIMF(国際通貨基金)専務理事、浅川財務官、麻生財務相、黒田日銀総裁、門間日銀特別顧問=20日午後5時6分、仙台市太白区のホテル佐勘(代表撮影)
先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議が20日、仙台市内で開幕し、初日の会合は「世界経済の再興」をテーマに議論した。麻生太郎財務相は会合終了後に記者会見し、世界経済のてこ入れに向け、金融、財政、構造改革の3つの政策を各国の事情に合わせて総動員する方針で一致したと明らかにした。今回の結果を受け、26日からの主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で改めて討議する。
麻生氏は世界経済の現状について「落ち着きを取り戻しつつある」との認識を示した上で「引き続き下方リスクがある」と述べた。
会合で麻生氏は、日本が平成28年度予算を前倒しで執行し、経済再生に向け、機動的な財政政策に取り組む考えを表明。為替相場に関しては「過度の変動は経済に悪影響がある」と発言した。
ただ、最近の為替相場の動向についての議論はなかった。麻生氏は記者会見で、21日の日米財務相会談で「為替が議論になればわれわれの意見を述べる」と述べた。
21日はタックスヘイブン(租税回避地)での金融取引をめぐる「パナマ文書」を受けた課税逃れ対策や、金融システムの脅威となるサイバー攻撃などを議論し、閉幕する見通し。
関連記事