米利上げ「待つ方が良い」 FRB理事、景気は不透明

 

 米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は3日、米首都ワシントンで講演し「景気の先行きに確信が持てるまで、追加利上げは待った方が良い」と述べた。FRBは14~15日に金融政策を協議する連邦公開市場委員会(FOMC)を開くが、利上げは見送られるとの見方が強まりそうだ。

 ブレイナード氏は、3日発表された5月の雇用統計で景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数の伸びが急激に鈍化したことに言及し「雇用改善が減速した」と指摘。4~6月期の米経済統計の内容はまちまちで「景気の先行きに不透明感が出ている」と話した。

 欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う6月23日の英国の国民投票も不安材料に挙げた。中国の景気動向からも目を離せないとし「世界経済のもろさはすぐには解消しない」と語った。(共同)